ジョーカー福留「バカが武器」
変態企業カメレオンという強烈なネーミングの会社の代表である、ジョーカー福留氏による著書です。
「バカ」であることの強さを説いた本と言えます。ここで言うバカは、他人が普通はやらないような事にとてつもなく没頭する人を指していると思いました。
変態企業カメレオンも、山吹色のお菓子や成功のみかん箱(一個五万円!)、妄想ライセンス等数々のバカグッズを販売しており、更にそれらは結構な売れ行きだそうです。
また、著者自身が「アイスマン福留」名義でコンビニアイス評論家として活動しているのが良い例と言えます。アイスが好きな人は多いけど、評論家と名乗る人はいなかったのです。しかも本人もコンビニアイスは大好きなようですが、詳しく勉強し始めたのは評論家を名乗り始めてからだそうです。
まず最初に堂々と名乗ってしまう図太さも「バカ」には
必要かもしれません。
巻末にはバカ4賢人インタビューとして、各業界でバカな事を貫き通している方々のお話が載っています。
何も起こらない自爆スイッチやコレジャナイロボ等脱力感ある玩具を作るザリガニワークス、唐揚げ好きが高じて日本唐揚協会を立ち上げ、最終的には唐揚げで世界平和を目指す方等…。一見すると本当にバカな事をやっているとしか思えない活動かもしれませんが、インタビューを読むと実はしっかりと信念を持って動いていいました。真面目に不真面目な事をやるというのは、このような事を言うんだと思います。
- 作者: ジョーカー福留
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2012/11/01
- メディア: 単行本
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