ログカラキ

音楽や漫画が好きな週末ロードバイク(Cannondale)乗りのブログ。

鈴木みそ「ナナのリテラシー2巻」

楽しみにしていた漫画の続刊が出ていたので光の速さでレジへ向かいました。

 

ナナのリテラシー2

ナナのリテラシー2

 

 主人公は許斐七海という女子高生。彼女が職場体験で訪れたITコンサル会社「プロテクト」でアルバイトとして働きながら様々な業界の現場を垣間見るお話。ちなみに1巻は電子書籍がテーマでした。著者本人も実際に電子で個人出版している経験がある為、非常に濃い内容でした。2巻も負けず劣らずのものですが。

 

今巻の舞台はゲーム業界。据え置きの家庭用ではなくソーシャルゲームの方です。今は規制がかかっていますが、「ガチャ」の話だったり課金ってどうなの?といった意見も出てきます。あくまで作中のキャラクターの意見ですが。自分の力で何とかクリアする喜びを味わってこそのゲームという考えは割と納得できます。小中学生の頃ですが、自分自身が家庭用のゲームで好きなだけプレイ出来ていた経験が大きいのだと思います。今は時間的にも気力的にもあの時と同じようにゲームをプレイするのは難しいかもしれません。一方、現在では短い時間ですぐに楽しめる、更に課金することで他者と差を付けるソーシャルゲームが流行っていますね。いつでも気軽に、というのが今の主流なのでしょうか。無料登録ですぐに出来るものもあるみたいです。

 

正直どちらも一長一短だとは思いますが、個人的には「ゲームは腰を据えてやるもの」という意識が強いので、このままソシャゲの一人勝ちというのも少しさびしい気がします(決してソシャゲが悪いという話ではありません)。

 

両方を上手く組み合わせて、例えばスマホを持ち歩いて得たデータ(実在する建物に行くと存在するチェックポイントや単純に歩数とか)を家庭用ゲームのデータにインストールしてキャラクターを強化したりアイテムが手に入ったり…って思いつきで書いたけど、これほとんどソーシャルゲームですね…。まあ何かこう上手く共存出来たりするとバランスが取れて良い感じかもしれません。ハリウッド並の大作ゲームかアプリのダウンロード一発ですぐにクリア出来るゲームの二択じゃあ極端過ぎますから。

 

それにしても鈴木みその漫画は読むと自分も何か動かないとという気にさせられます。気にさせられるだけですが。