ログカラキ

音楽や漫画が好きな週末ロードバイク(Cannondale)乗りのブログ。

ダニエル・ヒリス「思考する機械コンピュータ」

更新に間が空いてしまった。人が辞めるとか入ってくるとかで仕事場が色々と大変。というかこの先大丈夫なんだろうか。どう考えても回らない気しかしない。現実が辛いなら本を読んで己を鍛えるしか無いと思い込み、こんな本を読んだ。
 
文庫 思考する機械コンピュータ (草思社文庫)

文庫 思考する機械コンピュータ (草思社文庫)

 

 

マサチューセッツ工科大学出身の著者による、コンピュータの仕組みについて書かれた縦書きの技術書。このようなパーツでこういった動作が出来るということよりもっと概念的なことに焦点をあてて記述されている。実際本文中に計算式が出てくることはほとんど無い。
 
コンピュータそのものは容器であり、それは子供雑誌の付録についている木製のパーツでも作ることが出来るというのは目から鱗だった。要はこちらから指示した手順や計算を実行出来ればコンピュータとしての役割は果たしているとも言えるわけで。この本を読んでコンピュータに対する認識が少し変わった気がする。
 
しかしこのダニエル・ヒリスって人は凄い。10歳の時に自分で技術書を読んで簡単なコンピュータを作ってしまったらしい。僕が10歳の頃なんてゲームボーイポケモンやるかハイパーヨーヨー振り回してアホみたいに遊んでいただけだ。
 
正直1回読んだだけでは全て理解は出来なかった。僕の頭の出来が十二分に関わる問題なので、普通の方であれば前半部分でコンピュータの概念がわかると思う。別にコンピュータいじる仕事や学校に通ってる訳ではないけど興味ある、という方にはうってつけかと。