ログカラキ

音楽や漫画が好きな週末ロードバイク(Cannondale)乗りのブログ。

ストレイテナー「ロックステディ」を読みました

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新アルバム「Behind The Scene」と合わせて買いました。この手のバンドヒストリー本を買うのはアジカン以来。内容は各個人の生い立ちインタビューとバンド全体の歩みについてのメンバー全員インタビュー、それにディスコグラフィーがついている。

 

こうしてバンドの歴史を読んでいると、とにかく自分達のやりたい格好良いと思った事を何が何でもやっているのだということ。まず結成当時はギターのホリエさんとドラムのナカヤマさんの2人だけという、今もだけど当時でも珍しい最小の編成。その前はベースを入れていたらしいけど結局音楽性が合わず脱退。以降は信頼のおけるベースが見つかるまで2人でやることにしたという。そして当時ART-SCHOOLでベースを弾いていたひなっちこと日向さんと出会い、3人編成に。初めてスタジオで合わせた時は笑いが止まらない位手応えがあったらしい。そこからバンドはセールスも少しずつ伸び、初の全都道府県ツアーやフジロック出演など、ライブの本数や会場の規模も大きくなっていく。ミニアルバム「Immortal」で3人でやれることをやり切った頃に、OJこと大山さん加入の話が出てくる。実はART-SCHOOLには大山さんも在籍していた。ただし、話が持ち上がった時点では4年近くまともにギターを弾いていない状態だった。それでもOJだろうということでリハーサルスタジオに入る。少なくとも3人の思い描く「4人のストレイテナー」のイメージそのもの過ぎて、ひなっちが入った時の衝撃が逆になかったとか。4人編成になってからは武道館公演を2回、ベスト盤のリリースとバンド史上2度目の全国ツアーも回っている。その後1枚のミニアルバムをリリースし、今年の10月にこの本と一緒に8枚目のフルアルバムである「Behind The Scene」がリリースされる。

 

実はまだこのアルバムは聴けていないのですが、今年のライジングで聴いた新曲たちが非常に格好良かったので期待しております。ストレイテナーは高校時代からかれこれ10年近く好きなバンドです。いちファンからすれば、デビュー当初のがむしゃらな感じとは違い、着実にキャリアを積んできたことによる頼もしさを感じられるようになりました。自然体がこんなにも格好良くなるなんて、良いバンドだなあとつくづく思います。