SAKEROCK解散について
SAKEROCKが今年の6月に解散するらしい。
初めてSAKEROCKのライブを観たのは大学時代で確かその時僕が21歳くらい。渋谷のライブハウス(確かO-EAST )でSAKEROCK、toe、eastern youthの3マンのイベントがあったんです。正直SAKEROCK以外の2バンドを観に行ったようなものだけど、終わる頃にはSAKEROCKの演奏が何故だか心の中にサクッと刺さっていた。痛くはないよ。勿論toeとeastern youthも良かった。
その時はハマケン(浜野謙太氏)しかSAKEROCKのメンバーを知らなかった。だから「ハマケンがやってるバンド」というイメージしか無かった。で、ライブでは彼らがトップバッター。星野源が「SAKEROCKです!宜しくお願いします! 」と言って演奏が始まったのは覚えてる。
トロンボーンのいるインストバンドってどんなことやるんだろうなーと涎を垂らしながら考えていた僕の頭では処理しきれないくらい、情報量の多い音楽だった。トロンボーンのふくよかな音色の後ろにがっちりと噛み合ったギターとリズム隊。聴けば聴くほど彼らの音楽は他のバンドには無いオンリーワンなものだと感じた。
おそらくリズム隊の力だろうか。特にドラムは手数が多くて安定している。派手に叩きまくるタイプじゃなくて、屋台骨としてしっかり支える職人気質な感じ。ハマケンのトロンボーンは…うんまあ普通じゃない?という感想だった。ちなみに僕も昔トロンボーンやってました。そのせいで変に通ぶってますごめんなさい。あとSAKEROCKって普段はサポートも入れてやってるんですね。この時は4人だったけど。
まーごちゃごちゃ感想を並べていますが、それは今思えば、という話。その日見た時は人の良さそうな兄ちゃん達が楽しそうにバンドやってるなあというのが一番印象に残っていました。そして気が付いたら売れてました。後から星野源のソロアルバムを聴いて、こんなこと考えてたのか!と驚かされました。意外にドロドロだったから。エピソードのあたりとか。SAKEROCKの曲にも歌詞が付いていて初めて曲の意味がわかったり。老夫婦とか。
ラストアルバムは初期の頃にいたキーボードの方も参加されているみたいですね。
最後の国技館ライブはチケット取れたら行きたいです。(殺到しそうだなあ…)