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ログカラキ

音楽や漫画が好きな週末ロードバイク(Cannondale)乗りのブログ。

瑞々しく泥臭いバンド

LUNKHEAD[vivo]というアルバムを通勤電車の中で聴く。ドラマーが交代して初めてのアルバムらしい。LUNKHEADは高校の時に初めて知って聴いたバンドだ。その時プリズムという曲で存在を知った。当時はバンプアジカンの次はLUNKHEADだと言われるくらいに注目されていた(らしい)。高い演奏力(デビュー当時のを比べればバンプアジカンよりも格段に上だと思う)によく練られたアレンジの楽曲たち。切り裂くような音色と和メロ全開のフレーズを弾き倒すギター、隙を見てとにかくうねるベース、弦楽器隊をしっかりと支えて曲を勢いづけるドラム。そして痛々しいくらいに自分の弱さ剥き出しの歌。確かにいつ売れてもおかしくない要素は十分に持っていたように思える。しかし、何故かセールスがパッとしない。何年経っても。実力と反比例しているのかというくらいに。本人たちもネタにするくらい。売れて欲しい。

そんなLUNKHEAD7枚目のアルバム[vivo]は最早eastern youthかと思うくらいに泥臭く、そして恐ろしい熱量を持ったアルバムだった。繊細な感性で綴った歌詞をまるで爆発させるかのように、ここにきて勢いがさらに増している。これも10年近くやってきたバンドの地力があってこそだろうか。並大抵のことではないだろう。
 
収録されている曲の内大半がアップテンポだ。全編通して箸休め的な曲ではなく、どれも存在感は十分ある。個人的に好きなのは「何も怖くなどなかった」「密室」「螺旋」「風の作り方を知っているか」。特に螺旋の間奏はタイトル通り、うねり暴れるアレンジで初聴で圧倒された。

大変失礼な話ですが、ドラムを叩いている櫻井氏がこんなに鋭く叩ける人だとは思わなかった。ART-SCHOOLの時は、どちらかというとしっかりと屋台骨を支えるイメージが強かったせいもあるだろう。バンドの方針もあっただろうか。LUNKHEADでは思い切り良く曲を勢いづける、牽引するかのような演奏が聴けた。前任の石川氏がベースと寄り添って叩くタイプなら、櫻井氏はバチバチとベース張り合うような演奏をしている。私はドラマーじゃないので細かいことはよくわからないけど、そんな印象を受けた。
 
ファーストアルバムのような勢いと青さと泥臭さが混じったそんなアルバム。実際ドラマーが変わって初めてのアルバムということもあるから新生LUNKHEADとしてはある意味ファーストとも言えるけど。アップテンポで一聴して引き込まれる曲も多いので。これを初めて聴いて好きになったら、本当にファーストアルバムである「地図」も良く聴こえると思います。
 
[vivo]

[vivo]

 

 

地図

地図

 

 

LUNKHEADについてのブログ記事で検索すると割りと上位に出てくる記事。少し長いですが、こっちの方が色々と詳しく書いているのでもっと知りたい方は一読するといいかもしれません。