ログカラキ

音楽や漫画が好きな週末ロードバイク(Cannondale)乗りのブログ。

Youtuberについて思うこと

最近テレビCMや電車の中吊り、ネットの広告でYoutubeの宣伝をよく見る。「好きなことで、生きていく」というキャッチコピーのやつね。
 
ちょっと気になったのは、そもそもYouTubeにアップロードされた動画を自分で観る趣味ありますか?ということ。
 
自分の動画の参考にしたいからなんて勉強目的は抜きにして、純粋に楽しむ目的で観る人はどれだけいるのでしょう。他人が何かを紹介していたり一芸を披露していたり。見知らぬ他人が見知らぬ他人をどれだけ惹きつけられるのか。例え自分が1人の動画投稿者であったとしてもそれと同時に1人の視聴者にもなれる訳で。自分が観ないものをわざわざ他人が観るとは考えにくい気がするんです。これは別にYouTubeやそこに動画を投稿している方々を批判している訳ではありません。
 
そうした行為に取り組むのは、物事を楽しく伝えたいとか自分の技を見て欲しいとか色々あると思います。有名になりたいという方もいらっしゃるかもしれません。他人に著しく迷惑をかけるようなものでなければ、どんな目標を掲げようがそれは個人の自由です。しかし、何のためにやるのかもハッキリさせておかないと、結局目的を見失って長続きしないんじゃあないかと思うわけです。
 
僕の持っているベン・フォールズ・ファイヴというバンドのアルバムに付属していたライナーノートにこんな事が書かれています。
 
「ポッと売れてしまうとそれと同じくらいの早さで忘れられてしまうんだ。」
 
これは、このバンドのリーダーであるベン・フォールズがあるライターに宛てた手紙の一文です。当時若手バンドであった彼ら。アメリカのバンドなのですがイギリスでもじわじわと人気が出てき始め、疲労の溜まるツアー中に書かれた言葉です。
 
目先の人気を追うより自分が本当に好きなことに気長に取り組んでいた方が人生上手く行く気がするのは気のせいでしょうか。流行りに後から乗って成功した話は僕は聞いたことがありません。