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ログカラキ

音楽や漫画が好きな週末ロードバイク(Cannondale)乗りのブログ。

阿部共実作品にどっぷり浸かる

最近は阿部共実の漫画ばかり読んでました。

 

空が灰色だからでずぶずぶ嵌っていき、今や肩までどっぷりです。前々から絵柄とは裏腹に~みたいな評判は聞いていたのですが想像以上に衝撃的な内容でした。(良い話やオチが切ないものもありましたが、ぶっちぎりで怖かったのは世界の中心。あの顔は夢に出てきそう。)

 

空が灰色だから 1 (少年チャンピオン・コミックス)

空が灰色だから 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 

 

この間はブラックギャラクシー6とちーちゃんはちょっと足りないを読み、学生時代の苦い思い出部分をピンポイントでえぐられた気分になる。決して楽しい感情を得る訳ではないのにまた読みたくなってしまうのは何故なんだろう。

特に「ちーちゃん」には精神を深くえぐられた。最初は主人公的立ち位置のちーちゃんの「たりない」キャラクターが全面に出されているけど、ちーちゃんが引き起こしたある事件をきっかけに物語は一気に不穏な流れに。ネタバレになってしまいますが、結論から言うと事件は解決し、ちーちゃんも少し人間的に成長する機会を得ています。しかし、ちーちゃんの友達であるナツはその事件に少しだけ(しかし責任はある)関わってしまったのですが、解決の局面には立ち会えないまま。自分から事件について周りの人間に話そうともしません。ここでちーちゃんとナツの明暗が別れたように思えます。ナツは周囲を理解しようとしないまま、自己完結してしまいます。物語の終盤ではちーちゃんと友情を確かめ合うシーンがありますが、いつかは確実にこの2人は別れてしまうんだろうという予感が強くします。学生時代に後ろめたい経験がある人には突き刺さるものがあると思います。表紙の絵もひと通り中身を読んだ後に見返すと色々と意味が込められていると気付きました。

 

ブラックギャラクシー6はまだ明るい作品と言えます。それでも時折あのえぐる感じの描写は出てきますが、この作者の作品の中ではギャグ色が強い方です。枯木さんが何だかんだとまともっていう。

 

 

12月にまた新しい単行本が出るそう。こちらはWebで連載していたものをまとめたものらしい。今でもWebサイトにいけば無料で読めるけどこの単行本も買う予定。流行りの長文タイトルだね!