ログカラキ

音楽や漫画が好きな週末ロードバイク(Cannondale)乗りのブログ。

トイレで読むのに適した漫画や本は言葉に出来ない感覚で存在する

ばっちい話で恐縮ですが、自宅のトイレで大きい方の用を足す時に漫画や小説を持ち込むことがあります。特に腹を壊していたりしてある程度「長期戦」が求められる時とか。そしてそこで読むのに丁度良い作品というものが在る気がするのです。生活感のあるエッセイ風漫画とか短篇集の小説なんかは合います。逆に合わないのは恋愛漫画とかグルメ漫画とか、大便のイメージとそぐわないものはNGと言えます。トイレで読むと落ち着かないし、本にも集中できません。

そんな私がこれは合う!と思った漫画の1つが桜玉吉の「漫喫漫玉日記 四コマ便」という漫画です。こんな紹介の仕方で色々と申し訳ありませんが、トイレで読むのんかなり向いていると私は思っています。

タイトルの通り、各ページ毎に1本の4コマ漫画が掲載されている単行本です。基本的にはコミックビームという雑誌(テルマエ・ロマエとか載ってます)の宣伝用の漫画ですが、ネタそのものは作者自身の生活やそこから得た雑感が元になっています。単発の4コマなので適当にザッとページを開いてそこから読む。終わり時も細かく決められるので「キリの良いところまで読みたい」という事態が起きにくいのでスムーズにトイレから出やすい。というメリットもございます。(トイレで用を足すネタも数本入ってます)

漫画の合間には作者とコミックビーム編集長との対談形式のインタビューもあります。しかしそこで話されているのは作者自身が精神的にドン底まで落ちた時の話がメインで全然明るくはないです。比較的ゆるい4コマ本編とのギャップが起こり、それはそれで良いアクセントになっていると思います。ご本人からすれば洒落にならない状態だったようですが…。

生活感がとにかく滲み出ていてとても人間臭いです。飯食ってうんこして誰かと話したりという生きていく姿が描かれている漫画だから、トイレで読むのに耐えうる漫画なのかもしれません。