ログカラキ

音楽や漫画が好きな週末ロードバイク(Cannondale)乗りのブログ。

ヒトリエのライブに行ってきた話

昨日は新木場スタジオコーストでヒトリエのライブを観てまいりました。

行く前には電車を乗り間違え倒すわ風は強いわ(新木場は海沿いなので尚更)その風の影響で電車遅れるわで始まる前からてんやわんやでしたが無事に開演までには到着。どのみち整理番号は大分後ろの方だったから下手に待たなくて済んだので、ラッキーと捉えることにした。

始まるまでまだ少し時間があったので物販でも寄って行こうかと思うも予想以上に並んでいたので断念。代わりにシノダさんの描いたという4コマ漫画が貼りだされていたので読む。あのデイブ・グロール然としたルックスから想像するのが難しいくらいに絵が上手く(アニメ調な感じでした)、そして独特の世界観だった。

そして本編。照明の眩しさに軽く目をやられつつも、演奏力の高さに目やら耳やらを奪われる。あの複雑なフレーズをしっかりと弾きつつバンドアンサンブルもガッチリ噛み合っているのは驚き。しばらくは「まんまCDじゃん」が自分の語尾になりそうなレベルだった。「ボカロの人がやってるバンド」というイメージを粉々に砕く程、ひとつのロックバンドとして成り立っていた。偉そうに語ってしまっているけど、そんな体験をさせてくれたライブだった。

帰り際、思いの外物販が空いていたのでツアーのタオルを購入して帰宅。MCで行っていましたが、このライブのDVD/Blu-rayが8月に出るそうです。

f:id:hanesack:20160430214247j:plain

自由

久し振りに日が沈んでいない時間帯に帰って来ることが出来た。最近は日が長くなったこともあって、家に着いた時にはまだ夕方のような空模様で不思議な感覚になった。帰宅ラッシュ時によく見かけるサラリーマンたちはほとんどおらず、学校帰りの学生や買い物に来ている主婦で駅前は賑わっていた。普段はあまり見かけない、平日午後の世界を垣間見た気がした。

家に帰ってからは、カレー作ったり、本読んだり、ゲームしたりとゆったり過ごすことが出来たので毎日こういう暮らしが出来ると精神衛生上非常に良いことに気付いた。給料上がらなくてもいいから、週5で出て16時位に帰宅できるような生活を遅れたらな、なんて考えてみたり。それも悪くないかもしれない。ずっと会社員でいられるなら。

 

新録のRe:Re:

買ったのは先月。ASIAN KUNG-FU GENERATIONの新録バージョンのRe:Re:を聴きました。

f:id:hanesack:20160325235903j:plain

やはり中村佑介氏のイラストがジャケットはアジカンのCDを手に入れた気分にしてくれる重要な要素だと改めて認識させられました。Wonder Future前後は意図的にイラストでのジャケットでは無い、配色もデザインも非常にシンプルなものだった分余計にそう感じる。相変わらず描き込みが細かく眺めているだけで楽しい。描かれている女の子や虎、鳥たち、電車はソルファとそれに収録されているシングル曲のジャケットに描かれていたものですよね。今年の秋にはソルファをまるまる新録したアルバムも出るようなので待ち遠しい。しかし、今回のジャケットでここまで描いてしまったら、新録ソルファの時はどのようなジャケットになるのだろう。そこも、楽しみ。

 

Re:Re:(初回生産限定盤)(DVD付)

Re:Re:(初回生産限定盤)(DVD付)

 

 

映画「ロブスター」を観た(※ネタバレあり)

ネットであらすじを見かけていてからずっと気になっていた映画「ロブスター」を観てきた。とあるホテルに独身の男女が集められ、45日以内にパートナーを見つけなければ自分の望んだ動物に姿を変えられてホテルを追い出されるという話だ。何をどうしたらそんな設定が思いつくのか。それに興味を惹かれて観に行ったわけだが。

何ともつかみどころがない映画だなというのが最初に思った感想だった。最初は冒頭にあげた突飛な設定や、それを当たり前に受け入れつつ時折クズな行動を取る主人公に笑わせられたり(苦味成分が強い)していたが、話が進むに従ってそうしたシュールな要素は段々と影を潜め、シリアスな方向へと向かっていく。設定も、登場人物もロクに説明されるようなシーンも無い為、とにかく注意深く画面を観ていないといけない。エンターテイメントというにはあまりに不躾で、芸術作品とするには何だか下世話過ぎるような映画。僕の感性ではこれを上手く受け止められなかった。

そうは言いながら、見てから1日以上経っても妙に心のなかに引っ掛かったままである。映画館で観る映画で、こんな思いをしたのは初めてかも知れない。

f:id:hanesack:20160424210726j:plain

ゴツボ×リュウジ最新作「ARAMITAMA」 感想のようなもの

ゴツボ×リュウジ氏最新作であるARAMITAMA(あらみたま)の1巻が出たので買いました。

f:id:hanesack:20160418220433j:plain

人と鬼が争い続け、その後一応の平和協定を結んでから1000年後の世界が舞台。協定を結んだとは言っても結局悪さをする鬼はいるわけで、そんな鬼たちを人間界から鬼界(キカイ)へと送り返す役割を担うのが帝都守護異形管理局の陰陽二課退魔班という部署。で、鬼を退治というか元の世界へ送り返したり何だりするお話。分かる人に言うなら、荒魂トライブという別の作品と同じような世界観です。すごいざっくり言うとそんな幹事。そうえば何気に学校モノ以外の連載って初めてじゃないだろうか。

キャラクターたちは相変わらず自分の都合とその場の雰囲気と勢いで動くメンツばかりで、相変わらずのゴツボ節。シャープな絵柄に、淀みない台詞回し、そして良くも悪くも行き当たりばったりなストーリー展開。これが誰でも出来そうで、案外やっている人はいないんじゃないか。正直ストーリーについては終盤に近付くにつれて大分おざなりになってしまっている感も否めない作家ですけど…。それでもついつい読んでしまう不思議な作品を描く人だなと思います。

前作のあしがるは打ち切りという遺憾の意を表明せざるを得ない結果に終わってしまったので、今回は是非とも行けるところまで行って欲しいです。